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我が家のビデオではもれなく毎週録画になっていて、毎月いろんな作品を鑑賞させていただいているわけですが、ホントに面白い番組です!しかも今月は、ワタクシの大好きなフランス文学から、サン=テグジュペリの『星の王子さま』!

サン=テグジュペリについては、昔『夜間飛行』でレポートを書いたときに、あれこれ本を読みました。もちろん『星の王子さま』も読みました。でもしばらく前の話だったので、結構忘れてて・・・。

一応読んだことのない方へ簡単にあらすじを紹介すると、一輪のバラの面倒を見ていた王子さまですが、バラがあまりにもわがままなので世話にほとほと疲れ果てて、生まれ育った星を出ます。そしていくつかの星を回るうちに、どこかおかしな大人に会い、最終的にたどり着いた地球で、キツネに会い、自分の考えがあまりにも独りよがりだったこと、そしてバラが自分にとってどんなものなのかを知ります。そして墜落した飛行機のパイロットと心を通い合わせた後、王子さまは星へと帰るのです・・・そのバラのために。

そうです!この時期ですもの、もれなく、ワタクシとKAMIJOくんとの関係を考えずにはいられませんでした(笑)。・・・バラを捨てて星を出るとか、バラはホントは弱いから棘があるとか、王子さまはバラを守ってあげなきゃいけないんだ、とか、あまりにタイムリー過ぎてビックリ。

それにしても、講師の水本先生の指摘が的確で、分かりやすかったですね!特に「飼いならす」という表現についてが興味深かったです。人と人との関係を築くには必要な要素だ、ということなのですが、これは悪い意味とか、一方的な意味でなくて、人と接するときには、相手を変えるだけでなく自分をも変えること、つまり相手に合わせて順応していくことが大事だということなんですね。王子さまはバラと二人(?)で暮らしていたので、他の人と接したことがなかった、つまり飼いならされていなかったわけです。飼いならされていない人は、相手を一方的にしか見れなかったり、相手を受け入れられなかったりする、だから、バラのホントの姿を理解できていない、と。

ワタクシも、自分も相手も変化、成長していけることが、人付き合いの醍醐味だと思います。それは一人で生きていては絶対に経験できないことです。ワタクシも、ワタクシのバラと出逢って、いろんな感情を味わったり、いろんな経験をさせていただきました。・・・これはあくまでも勝手に思っていることですが、ワタクシのバラは、ワタクシのリクエストにもいろいろと応えてくれました。そうやって、お互いに高め合えて行くところが、楽しかったんですよね!

でもワタクシは、バラを置いて星を出る決意をしました(笑)。

まだまだ、ワタクシの理解が足りないのかな?えー、でもあのバラは、急にいろんなことを言ってきて、ワタクシのことを振り回すんですもの(苦笑)・・・ワタクシは他人に振り回されるのが大嫌いなんですよ(汗)。今までは世話が焼けるなー、もう、という感じで面倒を見てきましたが、もう嫌よ!みたいな(笑)。・・・でも、弱いから棘があるんだ、とか言われると、置いてきたことにちょっと後悔したりとか。

でも王子さまは、最後に、魂だけになって星に帰っていくんですよ。だから、物理的に会いに行かなくても、大事にしようと思う気持ちがあれば十分かなという気もするんですよね(笑)。あぁ、どうしよう、どうしよう。。。でも王子さまは星を出たことをきっかけに、バラの価値を見出せたわけですから、ワタクシもしばらくは宇宙を旅しようっと☆

それにしても、美しい言葉のオンパレードでした。「大事なことは、目には見えない」という言葉はあまりにも有名ですが、「仲のよいあいてができると、ひとはつい、泣きそうになってしまいます」という言葉も今回胸に染みました・・・だから最後のライヴであんなにも泣けたんだね。別に悲しかったわけじゃないんですよ。どうやらワタクシが泣くのは、懐かしさを感じたときと、相手と同調できたとき、らしい。・・・バラと一つになれたのかもしれないですね☆

もともと、この作品は、子どものために書かれたわけじゃないんです。子どもの心を忘れた大人のために、アメリカに亡命中だったサン=テグジュペリが、バラのように困ったちゃんの妻コンスエロをモチーフに書いた・・・にしても、サン=テグジュペリ自身もかなり大人げなくて、飛行機の訓練をあまり真面目にやらなかったりとか(汗)、原稿料をぱっと使ってしまったりとか(笑)、するわけですが、自らも砂漠に不時着して何日も砂漠を彷徨ったりとか、先に書いたような奥さんとの関係だったりとか、実体験に基づいてこの作品を書いているので、共感できる部分は多いです。

一応部屋を探してみたんですけど見つからないので、多分実家に置いてあるのだと思います。今度探してこようっと。

余談ですが、ワタクシがレポートに取り上げた『夜間飛行』も、悲しくもまた美しい作品です。特に嵐の中を飛んでゆく郵便飛行機が消息を絶つシーンが、とても印象的なので、機会があればぜひ☆
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2012.12.27 / Top↑