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twitterでホリエモンさんが感想をたくさんRTしていたので、とりあえず読んでみようかしら?と。そしたら、似たような考えの持ち主だということが分かって、何度も爆笑する羽目に☆

まずは生い立ちが書かれているのですが、いやー、ホントワタクシも、小学校は退屈でしたね。授業に関しては、さっさと進めてよ~という感じでしたし(苦笑)、同級生に関しても、二大勢力があったんですけど、お互いに陰口を叩き合っているのがホントにバカバカしくて、群れからは離れていました。かと言って孤立していたわけではなく、クラスの話し合いがまとまらなくてグダグダしている状況が好きではなかったので、学級委員とか、委員会の委員長とか、クラブの部長とか、いろいろやってたみたいです(笑)。でもね、小学校時代の思い出は完全に欠落している。日常的に何をやっていたかとか、まったく思い出せません・・・思い出したくもない。

その原因になったこととしては、小学校高学年の頃にかかっていた、死にたい病。これはかなり深刻でした。とにかく人生に絶望してました←今から思うと、たかだか10年しか生きていないのに、何言ってんだって感じですけどね(笑)。いやホント、子どもって不幸だと思いますよ。自分では何もできないじゃないですか。学校は退屈、でも家でもいろいろ揉めてたりすると行き場がない。

ホントは、学校で、ムカつく相手を殴ってやりたかったりとか、意見したかったりとかたくさんあったんですけど、そんなことをすると、親が呼ばれるでしょ?・・・それだけは避けたかった(汗)。っていうか、親を怒らせると面倒だなって思っていたんです。怒るのはいいんですけど、その理由をちゃんと説明してほしかったんですよ。しかもいつまでも怒ってるし(汗)。そこで覚えたのは、とりあえず程よい成績を取って、いい子にしていれば、関わってこない、ということ。

あと、仕事をして自立したかった(笑)。でも、小学生って働いちゃダメでしょ。学校なんて行きたくなかったのに、義務教育はまだまだ続くでしょ。自由がないなら生きている意味がない、と思ってしまったワタクシは、すべてに対して諦めてしまい・・・死にたい、と真剣に考えるようになりました。でもすんでの所で思いとどまったのは、自分の人生を歩む前に死んでしまうのはもったいない、と思ったからです。人生80年、それに比べれば、あと10年くらい我慢できるよね?と。

・・・あのときの苦しさと比べたら、そのあとに起こったどんなことも何でもないことに思えました。あのとき死なずにいてよかった。あのとき、精神的には死んだつもりでいるので、今はもう怖いものなんてないんです(笑)☆ でもワタクシの10代は、ただ死なずに生きていくことだけで精一杯で、あらゆることに対して諦めていて、何か生産的なことをしようという気持ちにはとてもなれませんでした。あの頃にインターネットがあれば、もっと違う生き方ができていたと思いますが、ワタクシは、ただただ時間を無駄にしていたとしか言いようがない毎日を送ってしまいました・・・。田舎で暮らすことは不幸です。

堀江さんも、「子どもの頃に戻りたいという、意味が分からない」って書いていましたね。ワタクシもです。思い出したくもない過去です。ホントに忌々しい。だから、子どもがほしいとか思わないんだろうな・・・。

という、悲しい過去は置いておいて(苦笑)、他にツボったポイントとしては、「どうして旅館の朝食のメニューはどこも同じなのか?」いや、旅館だけでなくホテルもそうだと思うんですけど、ワタクシは朝からがっつり食べたい派なんですよ!なのに朝のメニューって、どうしてそんなに控えめなの?って思う。あと、ワタクシは卵は食べないんですけど、必ず卵がついてるでしょ!あれが食べられないとなると、他に食べるものないじゃん、的な感じになってしまうんですよ・・・ということで、宿泊の際には「朝食なし」を選ぶことにしています。

続いて「ネガティブなことを考える人は、ヒマなのだ」・・・ホントにそう思う(笑)。ネガティブな発想の人から学ぶことなんて何もない!・・・と言いながら、かく言うワタクシも、変に時間があると、クヨクヨ悩んでしまうので、忙しいくらいがちょうどいいと思って、スケジュール管理をしているわけですが。

「飽きっぽさは最大の長所になる」・・・日頃から、飽き性だ、終わったことはすぐ忘れるタイプだ、と言っていますが、こんな風に大々的に肯定してもらえたことで、自信を持てました☆ 堀江さんも、物凄くどっぷりハマるけど、ある飽和点に達するとあっさりやめてしまうそう・・・ワタクシもホントにそう。

今だから言いますけど、ワタクシはあんなにもVersaillesが好きだったんですけど、正直飽きたんです(笑)。いやこれは、敢えてそうしたところもあるんですよ。好きなのに会えないなんて辛いでしょ?未練を残したくないでしょ?だから、最後のツアーはできるだけ行ってみた、そしたら、仙台のライヴ中、もう心が動かなくなっているワタクシがいて、あぁ、飽きたんだわ、と(笑)。だから今はね、活動を再開してほしい、だなんてまったく思っていません。他にも楽しいことはたくさんあるのに、そこにだけ執着しているのももったいないでしょ?もし活動を再開して、聴いてみてよければ、また好きになればいい、それだけのこと。・・・また、ファンの人に怒られるかも(笑)。

あと、「出る杭は打たれる」の件。昔、人のタイプにも三権分立が当てはまる、と聞いたことがあって、凄く納得したんですよね。つまり、自分で新たなことを生み出す「立法」、すでにある道具を上手に使う「行政」、人の批判ばかりをする「司法」・・・ワタクシは立法タイプ。

基本的に、人を批判するとか、他者の足を引っ張ろうとする人って、まず視野が狭い人だと思うんですよね。自分の価値観を人に押しつけてくる。それとともに、人を妬んでいるのだと思います。世の中には凄い人ってたくさんいますからね!ワタクシ的には、凄い人に会うと、こんな人になりたい!という風にモチベーションが上がりますけど、他人のことをとやかく言うとか、現状に文句ばっかり言ってる人を見ると、つまんない人だな。終わり、って感じです(笑)。「羨望」は「向上心」に変えるべし。ホントその通り☆

とはいえ、すべてにおいて共感したわけでもありません。堀江さんは、とにかく仕事をしよう!と言っていますが、ワタクシ的には、やりたいことをやるべし!と受け取っています。今のワタクシにとっては、学問が最大の楽しみです。でも、ただの道楽というわけではありません。家庭教師という仕事柄、学んだことはすぐさま仕事にも活かせますし、結果が求められる時代だからこそ、心の豊かさを育てることも大事だと思うからです。

その辺りは、タイトルの『ゼロ』とも関係しています。この意味としては、成功したいなら、まずは足し算で土台を積み上げていくことが大事。ゼロに何をかけてもゼロにしかならない。そのうちかけ算で物事が進むようになるけど、2×3よりも、5×3のほうが数が大きくなるわけだから、土台をしっかり固めることは大事、という意味です。

正直、試験のための勉強なんて、そこに出るポイントさえ押さえればいい点取れますけど、社会に出たら、試験の結果なんて何の意味もなさないわけですよ。基礎となる一般教養がないと、積み上げたところで、ジェンガのように崩れる可能性が大きいわけですよ。だから、世の中のこと、いろんな人がいることを教えてあげることは、仕事の上ではワタクシにしかできないことだと思うし、Web上でも、いろんなネタを提供してあげることは、誰かの役に立つのではないかと思うからです。・・・そういう意味で、ブログのアクセス解析の「検索ワード」は見るのが楽しいですよ(笑)☆

ということで、評価は☆☆☆☆☆5つ。正直、ホリエモンさんのRTの嵐はちょっと迷惑だな~と最初は思っていました。でも、読んでもないのに文句を言うのはワタクシの美学に反するので、読んでみたら、何と言うことでしょう(笑)!存分に楽しんでしまいました☆

あと、初めて電子書籍Readerで読んでみたんですけど、背景をセピアにしてみたら、わりと読みやすかったです。でも、ブックマークやハイライトは、Kindleのほうが断然便利ですね。
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2013.12.26 / Top↑
堀江貴文、西村博之、塩見直紀、佐藤大吾、古川健介、家入一真、堀内議司男、登大遊、深水英一郎、蝉丸P 『就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法』

いや、別にこのタイトルを選んだことに深い意味はなく、レポート系以外の本を読みたかっただけなんですけど(笑)。

ワタクシはいわゆる自己啓発本というものがとても苦手です。・・・命令されるの大嫌いだから(笑)、何かやたら押しつけがましい感じがするのが嫌だし、今更そんなこと言われなくても分かってるよ!的なことが多いから時間の無駄に感じられて(汗)。でも、楽しそうに何かについて語っている人の話を聞くのは好き☆ 加えて、安かったので(重要)(笑)、KindleでDL。

・・・そして、MP3ストアで、99曲150円のピアノのアルバムを購入したものの、DLするのに結構時間がかかっているから、感想でも書いておこうかと(笑)。

この本では、ホリエモンや2ちゃんの元管理人さんなど、IT関連で成功した方のインタビューが載っているわけですが、ワタクシ的には、ネットでビジネスをするための具体的なノウハウの話よりも、自分のやりたいことをどう仕事に結びつけるか、ということについての話が興味深かったです。特に、お寺に生まれたわけではないけど、お坊さんになりたくてなった、とか、茶道の家元の元で修行をしたとか、そういう敷居が高そうな文化系の世界に飛び込んだ方のお話は面白かったですね。

ワタクシに何が出来るだろう?と考えたときに、いつも残念に思うのは、何をやっても中途半端ってことなんですよね(汗)。わりと手先が器用なので、すぐにそれなりにこなせる、でも、それを極めているかといえばどれもそうではない(汗)。趣味が多いし、いろんなことに興味があるから、複数のことを同時進行してしまうんですよね。でもそれは言い訳なのも分かってる。ワタクシは、のめり込むと、物凄く夢中になるタイプ!なのに、周りが見えなくなるのが怖いし、突き詰めてしまうとすぐ飽きてしまうので(汗)、他のことにも手を出して保険をかけておく的な・・・そういうところは、物凄くA型なんですよ(笑)。

そう、突き抜ける勇気がワタクシには足りないんですよね。・・・でも基本的に、他の人と同じことをするのは嫌いですよ(笑)。もう少し言うと、他の人と同じことだけはしたくないと思ってる・・・こんな時間にまだ起きてても、別に後ろめたくないもん(笑)。GACKTさんも言ってますよね、出る杭は打たれるけど、打てないくらいに突き出てしまえば平気、と(笑)。

・・・おっと、DLが終わったようだし、おまけに睡眠アプリから「お嬢さん寝る時間ですよ」と言われたから、そろそろまとめ(笑)。

最近ちょこちょこ長文を書いているでしょ?・・・SNSのフォロワーさんは、リンク先まで跳ぶのがめんどくさいかと思って(笑)、fbに載せてますが、ブログにもコピペしています。やっぱりワタクシは、文章を書くのが好きだし、思ったことは言葉にしておかないと忘れてしまうし(汗)、何かしらの意見を発信するのがワタクシらしいやり方だと最近改めて思ったんですよね。

そしてブログはやっぱり残るから、凄く昔に書いた記事を未だに読んでくれる方もいらっしゃるわけで、そういう意味でも、継続していろんな話題について書くことは意味があることなのではないかと・・・ちなみに、ウチのブログには、blogramというパーツが付いてて、毎月各カテゴリーで上位になるとお知らせが来るのですが、ここ数ヶ月ずっと、「スタンダール」部門で1位みたいですよ!ワタクシ、スタンダールについていつ書いたのか、まったく思い出せない(笑)。でも何にせよ、1位というのは気分がいいものですね☆

ということを最近考えていたところにこの本を読み、ちょっと始めてみた自己改革の方向性は間違っていなかったのだと、胸をなで下ろしたのであります。

そんなわけで、本の評価をするのはちょっとどうかと思うのですが、一応☆☆☆☆4つ。どの方も人生、そして仕事を楽しんでいるのがいいですね!・・・ワタクシももっと自分の人生を楽しむために、「Brave」を聴きながら寝ようと思います。おやすみなさい。
2013.12.03 / Top↑
待ってました!春樹さんの長編小説!でもワタクシ的には、『1Q84』がイマイチだったので、春樹さんブームはかなり下火になっていたのですが、見事に再燃(笑)。一気に読み終えました☆

ネタバレ満載なのでお気をつけください。そして、書評とかではなく思いっきりワタクシ的な感想ですので、ご注意ください。


小さい頃から駅をつくることに興味があり、実際その職業に就いたつくる。彼は名古屋での高校時代に、色の名前を持つ四人の男女とともに行動していたが、彼だけが上京。大学2年の夏に帰省したとき、いきなり仲間はずれにされ、すっかり人が変わってしまった過去を持つ。。。

つくるくんが36歳ということもあって、いつになく共感できる小説でした。過去にトラウマを持ってるというのも。。。彼は結構裕福な生活を送ってる一方で、ワタクシは貧乏暇なし的な感じは大きく違いますけどね(笑)。

まずはタイトル・・・長くてなかなか覚えられない(汗)、けど、意味は分かりましたね。「色彩を持たない」というのは、文字通り名前に色を含まないという意味であり、ありきたりな何の取り柄もない人間という意味でもあります。・・・確かに、ワタクシの毎日も、最近お仕事ばっかりで色を失っているかも。。。

色のことに関しては、先日ちょっと白い服を着ていたときに、生徒さんからやたら驚かれたことを思い出します。「先生は黒のイメージ」と。・・・ま、特に冬場は黒いお服が増えますけどね。ワタクシ的には、黒はいろんな色を混ぜないとできない色だから、それはそれでワタクシらしいとは思っているんですけどね・・・逆に、白は白で、光の三原色で、それもまた全部混ぜないとできない色であるわけですけどね。・・・そういう意味では、ワタクシは真っ黒な黒が好きかも☆ でもその反面、最近ちらほら赤い服を着ることもあって、「雫さんは赤が似合います」と言われたことも。そういう外見的な話もさることながら、今回この小説を読んで、心に彩りがよみがえったことは確か☆ ちょうどチューリップの季節ですからね、赤、白、黄色、的な(笑)。

そして、「巡礼の旅」今回は、リストの『巡礼の年』より、「Le mal du pays」が登場します。邦題だと、「ノスタルジア」って書いてあるのもあるみたい。・・・あ、iTunesでDLしたんだけど、「La mal du pays」って書いてある(汗)。で、つくるくんは、ラザール・ベルマンの演奏を何度も聴くわけですけど、アルフレッド・ブレンデルの話も出てくるわけで、二人の他、他の演奏家のも試聴してみたんですけど、ワタクシは、ラザール・ベルマンの演奏が好きですね!ということで、つくるくんが聴いてるのと同じものをDLしました♪ ・・・ちゃんと、前回は、ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』を買いましたよ(笑)。そう、春樹さんの小説は五感に訴えるところが好き☆

そしてつくるくんは、まさに、その過去のトラウマを克服すべく巡礼の旅に出るわけです・・・昔の友達に会いに行くわけですね。うーん、忘れたい過去とも向き合ったほうがいいんですかね?でも、そこで面白いと思ったのは、実際やってみたら合わないことが分かったので方向転換した、という人が結構いたこと。その点では、つくるくんは、小さい頃から駅をつくりたいという願望があってそれを叶えたわけですから・・・とはいえ、新しい駅をつくる機会にはなかなか恵まれないので、改修するのがほとんどとのことでしたが、つくるくんは他の人たちと比べると凄いと思います!でも、逆に言うと、世界が狭い・・・どちらがいいとは言えませんが、つくるくんが今回巡礼の旅をすることによって世界が広がったのは、よいことだったと思います。そのあたりはオビにも書いてありますけどね。そう思うと、ワタクシもいろんなことにあれこれ首を突っ込んでいるのはありなのかな?とはいえ、未だに人生の迷子の最中ですけど(苦笑)。

それとともに、男性と女性を比べると、やっぱり女性のほうがいろんなことが分かってますね(笑)。アオやアカと比べると、沙羅やエリには世界が見通せてる感があるというか。つくるくんのことが、ちゃんと見えてて、的確な後押しをする・・・ワタクシは今の毎日でいっぱいいっぱいで、他の人まで見る余裕がないからダメだな(汗)。はさておき、何事もタイミングがあって、時が来たときにはそうするということが大切。そして周囲の話には耳を傾けましょう、ということですね・・・人生の方向性を示してくれる意見は喜んで聞きますよ!!!

そして、駅をつくる、ということの意味について考えてみました。駅は重要な位置を占めていますが、あくまでも通過点でしかないわけですよね。いろんな電車を迎えるけれども、引き留めておくことはできない。人が通り過ぎていくだけ。でも駅をつくるということに、つくるくんはこだわる。それはある意味、広い心でみんなを受け入れるということだから、それはそれで立派につくるくんのアイデンティティーの確立につながると思います。最後のほうの、新宿駅の9・10番ホームにたたずむシーン・・・ワタクシは来週新宿に行くので、ぜひ同じことをしたい(笑)。何かが見えるかもしれないね。。。

でも今回、ラストがあんまりだった気がしました。面白くて、ガンガン読み進めていきましたが、残りのページが凄く少なくなったのに、え?そこで新宿駅?みたいな。ちょっと戸惑った。そして肝心のラストシーンも、微妙にすれ違ってて、はっきりしない終わり方でした。・・・ま、ワタクシは、春樹さんの小説の中では、分かりにくい類のものが好きなので、そこはもう一回読み返す楽しみが生まれたわけですけど・・・ワタクシ、基本的に本は読み返さないタイプなので、この点はありがたい。

という感じで、1回しか、しかも超特急で読んだので、浅読みしかできていませんが、評価は☆☆☆☆☆5つ!久々にワタクシの中で大ヒット!終わりのほうは、読みながら涙を抑えるのに必死・・・ファミレスで読んでたから(笑)。でも、この本を味わえたということは、人生無駄に生きてなかったな、ということだと思いました。人生経験があるから、いろんなことを重ね合わせられる。若い子たちは楽しめるのかな?・・・そこは人生においての予習ということで。

何はともあれ、読んだあとスッキリして、色彩がよみがえって、凄く前向きな気持ちになれました!春樹さんありがとう(拍手)☆ もし読み返せたら、また違う感動を味わえそうな気がします。そのときにはまた書きますね・・・いつのことやら(笑)。
2013.04.13 / Top↑
いやいや、他のネタもたまってきているので、こちらはマジメに行ってみましょう。


村上春樹『1Q84』BOOK 1~3

やっとすっきりできました!2のまま終わられたら、一生感想を書けないままでしたよ(汗)。・・・でもこれ、いつものようにあらすじを書くのが難しいですね(汗)。とりあえずは、ひょんなことから現実の1984年とは異なる世界に迷い込んでしまった女性の話から始まる、とだけ書いておきましょうか。

これまでの春樹さんの作品には、井戸を掘るとか、森の奥深くへ入っていくというくだりがありましたが、それらは主人公の意志で行われていましたよね、でも今作の主人公は、何らかの作用により異次元空間に放り込まれてしまいました。でも、現代社会には、こちらのほうがマッチする気がします。自分の意志を持って行動していても、横槍が入ることなんてしょっちゅうじゃないですか。だから、そういうことってある、ある、とまず共感。それとともにワタクシは日頃、周囲の状況の変化に合わせて臨機応変に対応できる人って凄いと思ってるんですよね。ワタクシもそうありたい☆ で、この主人公たちは、最初のうちは状況に流されているだけで、待ちに入ることも結構あるのですが、ここぞというときにはしっかり行動します!・・・だからこそ、頑張れって応援できたのだと思います。

続いて、作品に登場する名作や音楽について。ヤナーチェクはこの本で読むまで知らなかったので、世間のみなさまと同じく、『シンフォニエッタ』を購入しました(笑)。その後「名曲探偵アマデウス」でも取り上げられていて、曲についての理解が更に深まりました!・・・でも、あれだけ盛り上がったのに、フェードアウト? 他に、ワタクシが大好きな、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』も随所に登場して、しかも「次回の荷物にマドレーヌを一箱入れておこう」などという気の利いたセリフがあったので、何かひとつのことをきっかけに、これまでバラバラだった事柄が綺麗につながるのかも!と期待していたのですが、意外とそうでもなかった(汗)。『失われた~』が引き合いに出されたのは、時間とか距離の感覚を例えるためかな?

また、シベリウスのヴァイオリンコンチェルトも登場しましたよね?・・・今、どこに登場したのか探そうとしたのですが、見つからない(汗)。思わずデイヴィッドとモスクワ・フィルの共演を思い出しちゃいましたよ!・・・でも、シャワーを浴びるのには、ふさわしくないですね(笑)。という感じで、いろんなことに反応できるようになったのは嬉しいことです☆ 勉強のしがいがありますね。

ま、トータル的に考えると、3は見事なる解決編!という感じでしたかね?大体いつも春樹さんの本を読み終えると、それからしばらくシンキングタイムになりまして、いろんな断片をつなぎ合わせる作業を行うわけですが、今回は、ま、いくつか気になる点はあったものの、すっきりしてページを閉じた、という感じでした。その点では今回は、カルト宗教団体を取り扱ったり、ゴーストライターが出てきたりと、社会的な面を描きながらも、純愛やエンターテインメント性もたっぷりあって、楽しめる要素がたくさんあった作品だったのではないでしょうか。そのうち、もう1回読みたいです。

ということで評価は☆☆☆☆4つ半!楽しませていただきました。3は、ピンクの帯がこの季節にピッタリでカワイイです☆ 今回1,2は高知、3は大阪への旅の間に読みました。そういう意味でも、何かと思い出深い作品になりました☆
2010.04.21 / Top↑
はい、久々によく寝ました!久々だったので、脳がビックリしてるくらいです・・・う~ん微妙。


夏川草介『神様のカルテ』

体が睡眠を欲しているので、今日は試験の後のクールダウンとして貸してもらった本を軽く紹介しておきます。・・・信州のとある病院に、内科医として勤務している男性医師のお話。

医師不足に悩む地方の病院でのお話なので、ある程度の展開は想像できましたが、主人公が漱石かぶれで古風な話し方をするとか、個性的、でもよく出来た奥さんの設定の仕方とかがなかなか上手でしたし、また、各エピソードが大それたものではありませんが、逆にじわじわと心に染み込んでいくので、なかなかよかったです。

そして案の定、ラストではしっかり泣かされてしまい・・・電車の中で読んでいたので超ピンチ! 恥ずかしいので読むのをやめようかと思ったのですが、続きが気になったので、読んじゃいました。・・・ホントに涙もろくて困ります。

ワタクシは小さい頃から医療ドラマが大好きで、お医者さんになりたいな~なんて思ったこともあったのですが・・・しかも外科医とか(笑)、でも昔は全然勉強してなかったし、医学部となると学費のことも心配だしで、端から諦めてたんですよね。・・・あぁ、あの頃もっと将来についてよく考えて、もっと自分の可能性を信じて、そしてもっともっと努力していればよかったのにね。特に今医師不足が叫ばれている時代だから、協力できればいいのに。・・・人生の後悔の内のひとつです(汗)。でも、そこまでの頭脳がないかもしれないですけどね(笑)。ちなみに作家さんは、実際に地域医療に携わっていらっしゃる方のようです。

ということで評価は☆☆☆3つ半。デビュー作と言うことで、初々しかったです。
2010.04.15 / Top↑